船橋リトルリーグ
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4内閣総理大臣 野田 佳彦 船橋リトルリーグ野球協会創立40周年をお祝い申し上げます。 永年にわたり、地域社会におけるスポーツ振興により青少年健全育成にご尽力を賜りました関係各位に心から敬意を表します。 私も、船橋に生まれ育ち、幼友達と広場で白球を追った思い出をもつ人間として、一人でも多くの子どもたちが野球を通して心身ともに健康に育っていただくことを心より願っています。 昨年9月、私は第95代内閣総理大臣を拝命いたしました。わが国は、東日本大震災からの復旧・復興、原発事故の早期収束、日本経済の建て直しなど大きな課題に直面していますが、一つひとつ全力で乗り越えていく覚悟です。 私の師である松下幸之助は、総理大臣たる要件として三つの点を挙げられました。 第一に、国家と国民全体を心から愛し、その繁栄を真に求めようとする力強い信念があること。「熱意こそ物事をなしとげる一番の要諦」だと、いつも強調していました。 第二に、必ずしも博識は必要ではないが、何が正しく何が国家国民のためになるかということに高い識見をもっていること。そのために大切なのは、「素直な心で衆知を集める」こと。 第三に、いっさいの責任はわれにありとするような責任感のあつい人であること。 「この地位に最高の責任感を覚え、おのが生命をかけてその使命を果たしていく」こと。 このような信念と識見と責任感をもった総理大臣が、国家百年の計を立て、国民が勇気と誇りに満ち、意欲をもって生きることのできる、大きく高い目標を掲げて国づくりをすすめていくことが松下幸之助の願いでした。 その理想は非常に高く、私はまだまだはるかに遠く及びませんが、一歩でも近づくことができるよう死力を尽くす決意です、 日々、野球に打ち込む皆さんにも、自らの理想に向かって一歩一歩すすんでいっていただきたいと思います。 船橋リトルリーグ野球協会のますますのご発展と関係者の皆様のますますのご健勝をお祈りし、お祝いの言葉とさせていただきます。

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