船橋リトルリーグ
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12三遊亭遊雀 このたびは船橋リトルリーグ40周年、誠におめでたくお祝い申し上げます。 わたしがおりましたのが小学校の4年生から6年生までの頃。今を去ること35年くらい前になりますか、思えば船橋リトルが出来たてほやほやの頃なんですねえ。光陰矢のごとし、月日が立つのは早いもんです。 小学校3年生まではね、ピアノを習ってたんです。品のいいこどもだったのよ。でもそのピアノの稽古がイヤでねえ。 そんなとき友達が「リトルに入って野球やる!」ってえから「オレも!」って。つまりピアノの稽古から逃げ出したくってリトルに入ったんです。さあ、それからは毎週日曜日は朝から晩まで野球の練習に試合漬け。これがまた厳しいのなんの。こっちはへらへら楽しく野球やってりゃいいと思ってたから、それからというもの日曜日が怖くてコワくって。 またすぐにまた逃げちゃおうって思うわけ。ところが親父とおふくろが「それは絶対に許さん!」と。「レギュラー獲れ!そのときまた辞めたいってえなら相談に乗ってやるそれまでは絶対許さん!」と。父はすぐコーチに就任。それからです、船橋の「巨人の星」が始まったのは。結局補欠だったけど、あのときのキツい練習の日々が今に生きているのは本当で両親に感謝です。 皆さんも日々の感謝の気持ちを忘れずに!このリトルを、皆さんを支えてくれているのは毎日ひたいに汗して働いているお父さん、お母さんなんだから。たまの日曜日、本当は昼過ぎまでのんびり寝ていたいはずなんだよ。でもみんなのために時に厳しく、時にやさしく教えてくださる。本当に頭が下がります。おとなになったらきっとわかる、リトルで過ごしている今がどれほど素晴らしいことかってね。そして皆さんが今度は親になって自分のこどもをリトルでしっかり鍛えて下さい。 50周年、100周年と続きますように! あらためて40周年こころからおめでとうございます。

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